藤田美術館

公益財団法人藤田美術館は大阪市都島区網島町にあります。JR東西線大阪城北詰駅に隣接しておりますから、遠来者にとってはアクセスの飛び切り良い美術館で嬉しいですね。2022年4月1日にリニューアルオープンしましたので、私も旧館を訪ねて以来の見学に行ってまいりました。

 

藤田伝三郎(1841~1912)、雅号「香雪」、は長州萩の造り酒屋に生まれ、大阪で軍需産業から事業を拡大して鉄道、化学工業、鉱業、紡績など一大コンツェルンを作り上げました。長州出身の伊藤博文、山形有朋、井上馨といった有力政治家とも昵懇であったことは良く知られています。この財力で書画骨董を幅広く収集したことが藤田美術館設立に繋がりました。同館には国宝9件、重要文化財51件が収蔵されています。

 

藤田美術館の入口(写真)はガラス張りの明るい感じで、入って直ぐに喫茶ができる広いスペースがあります。見たことのないデザインに早速驚かされました。物珍しさあり、また喉の渇きもありましたから、抹茶付きのお団子を先ず頂いて、それから展示室に入場致しました。

 

 ここは写真撮影OKという見学者には大変親切なサービスがあります。国宝級の展示物がある美術館でこうしたサービスをするところとても少ない印象です。人情に厚く、肝っ玉が無類に太かった香雪翁の美術館ですものね。写真はタログにも載っていますが、自分で撮影したものには臨場感があって捨てがたいのですね。写真に頼って実物をシッカリ見ない危険性はありますが...。

 

同館の誇る国宝「曜変天目茶碗」(写真)が展示されておりましたので早速写真を撮りました。旧館でも拝見しましたから、少なくても2回目の拝見になります。曜変天目はこれまで何度か見ておりますが、3碗ある曜変天目の内のどれであったか思い出せないものもあります。写真があると記憶を補うのに良いですね。

 

今回は他に国宝「玄奘三蔵絵」(写真)も展示されておりました。1300年代に高階隆兼の工房で描かれたとされており、絵がとても綺麗で印象に残りました。

 

 見学が済んでから裏のお庭に出てみました(写真)。良く整備された綺麗なお庭です。高層ビルが借景になっていて、現代的な庭園とお見受け致しました。

 

https://fujita-museum.or.jp